ジョン・ウィック【ネタバレあり】キアヌもここまで落ちたか、、、

アメリカ映画

キアヌ・リーヴス 久々のヒット作という触れ込みに期待して視聴

キアヌ・リーヴスの久々のヒット作とされる、ジョン・ウィックのパート3が公開されるということでテレビでキアヌのインタビューをみかけた。

私は以前は気になる映画は劇場で観ていたし、そうでない場合はDVDやブルーレイがリリースされたらすぐにレンタルで観るか、買うということをしていたが、ここ数年、話題作というものからとんと離れてしまった。

若い頃はSFでもなんでもドキドキしながら観たものだが、年を取るにつれ目まぐるしく展開する場面と字幕を追いかけるのが次第に億劫になってきたというのが正直ある。

アメリカ人が吹き替えで日本語をしゃべっているのに違和感があったので、もっぱら字幕版を観るのが当たり前だったのが、5年くらい前からは吹き替え版でも良いかなあなどと思うようになった。昔に比べ映画熱が冷めてきているのかもしれない。

キアヌ・リーヴスは好きで、スピードは有楽町のマリオンでちゃんと観たし、マトリックスもDVDは全作揃えている。

他にもキアヌ・リーヴスで好きな作品は、「ディアボロス」だ。ディアボロスが好きな理由はキアヌ・リーヴスよりかはアル・パチーノの悪魔の怪演が好きだということもある。

なので大ファンというほどでは無いが、キアヌ・リーヴスが出ている作品は嫌いではないし、そんなに駄作も無いと思っていた。ジョン・ウィックを観るまではね。

ジョン・ウィックはスピード、マトリックスに次ぐキアヌの久々のヒット作との紹介だったので、JCOMの録り貯めしてあったパート1を視聴。

先ほども説明したように、近年の話題作の情報は全く頭に無かったので、 この時点ではキアヌの役柄は伝説の殺し屋という設定しか知らない状態で映画視聴開始。

【ネタバレあり】突っ込みどころ満載のジョン・ウィック

【ネタバレあり】 伝説の殺し屋設定が甘々。復讐の動機もショボい

ワンちゃんは確かに可愛いのだが、、、、

まず、亡くなった妻の忘れ形見の子犬を殺され、大事な車を取られた復讐で相手を殺すという動機がショボいと思った。

車はたしかマスタングだったと思うが、強盗してでも奪いたいほどあのマスタングのレア度が高いのかどうかももう少し説明が欲しかった。アメリカ人ならそのレア度が判るのかもしれないけど。

なぜわざわざこんなショボい動機にしたのか疑問。

ショボい動機でも必ず相手を殺すという”凄み”を出したかったからか? どうせなら「妻を殺された復讐」とした方がまだ納得がいくのだが?

かつて「リーサルウェポン2」で、妻を殺したのは実は今回追っている南アフリカ大使館の一人だった。怒った主人公は警察をクビになってでも絶対復讐を果たす。といった内容の方が説得力が増すというもの。

話をジョン・ウィックに戻すが、伝説の殺し屋のはずが、冒頭でチンピラ相手に全く歯が立たず、ボッコボコにされ、愛犬を殺されて大事な車を奪われる。

いくら殺し屋をやめて5年ほどのブランクがあったとはいえ、家のセキュリティーが甘々。

過去に伝説的殺し屋などを描いた作品は沢山あるが、いつ敵が来ても対抗できるように、殺し屋はガラス張りの家の中が丸見えのところには住まないし、殺し屋家業から足を洗っていたとしても座った状態でしか寝られないとか、片目は開けてないと寝られないというのが基本だ。

敵の侵入を防ぐためにあらゆるトラップを仕掛け、痕跡を残さないために最終的には住んでいるところを爆破できるようになっているのがこれまでの常識だった。

殺し屋ではないが、爆弾のスペシャリストが主人公(シルベスター・スタローン)の「スペシャリスト」とか、「レオン」の主人公(ジャン・レノ)とか、これも殺し屋ではないが、ウィル・スミス主演の「エネミー・オブ・アメリカ」に出てくる元NSA職員(ジーン・ハックマン)とか。

とにかく”元”であっても”現役”であっても、自分の住みかとなるところは要塞化しているものだ。

それなのに、ジョン・ウィックの場合、騒ぐ子犬に「トイレか?」などと気を取られ、全く無警戒・無防備のママで1階に降りるという行動と、不意を突かれてチンピラ達にボコボコにされるというのが、「本当に伝説の殺し屋なの?」と思わせてしまう。

今田耕司に「え~?ほんまにカリスマ~?」と言ってもらいたいほどだ。

全くストーリーや人物設定を知らない状態で観ていたので、伝説の殺し屋設定というのは私の勘違いなのか?と思ったほどだ。

【ネタバレあり】ガッチガチに強い設定にするか、ちょっと弱いけどリアリティーを増すかどっちかにしないと、、、

主人公が途中で撃たれたりして傷つき、ピンチになるのは話の抑揚をつけるために必要な味付けだが、伝説と呼ばれる割には弱い。

伝説の殺し屋設定にするのであれば、ガッチガチに強くないと。観客はそれを求めていると思うのだが。

ピンチの状態を作って、それでも相手には勝つとしたいのであれば、もっとリアリティーを増すような設定が必要なのでは?ミッションインポッシブルシリーズとかはそのあたりの設定が上手いと思う。

一番納得がいかない&興ざめしてしまうシーンが、敵の車に吹っ飛ばされ、ジョン・ウィックが気絶し、伝説の殺し屋を殺すには絶好のチャンスなのになぜか殺さずにアジトに連れていくシーン。

まあここで殺してしまったら物語終了となってしまうので、殺さないのは当たり前なのだが、だったらこんなシーンは不要だ。

この直前に、教会の神父の頭を撃ち抜いて簡単に殺すシーンがあるが、そんな奴らがなぜジョン・ウィックも簡単に殺さない?

「伝説の殺し屋を殺した」という実績があれば裏方稼業では箔が付くというもの。

伝説の殺し屋を殺し、自分が殺し屋業界NO.1になりたいという男の願望を描いたスタローンVSバンデラスの「暗殺者」とかね。

ジョン・ウィックの視聴者レビューではキアヌのアクションが最高とか言うのをよくみかけるが、ジャッキー・チェンやブルース・リーのアクションを見慣れた世代からすると、スピード感に欠けるし、ガンフーというアクションもどこかぎこちなく感じる。

キアヌにアクションをさせると、なぜかもっさり感あるのが否めない。キアヌの身長が186cmもあるせいなのか、パンチ、キックなど、動き全般にスピード感が足りないと思うのは私だけか?

アクションシーンに対応するために映画撮影数か月前から付焼刃的に鍛えられたアクションは見ごたえが無い。マトリックスの時も散々こき下ろされてたよね。本人は頑張って空手やカンフーの稽古をしているみたいだけど。

素人目で観て思うに、キアヌの体幹がカンフーアクションには向いていないのではないかと思う。体重移動とか姿勢とか、どこか動きに不自然さを感じてしまう。

香港映画のカンフーアクションより劣るのは仕方ないとしても、昨今の韓国アクションの方がよっぽどスピーディーですよ。(オールドボーイとか悪女/AKUJOとか)

悪女/AKUJO なんて主人公目線で敵をバッタバタと倒していくシーンが秀逸で、恐らくCGも駆使していないと撮れないようなシーンも多いけど、どうやってこのシーン撮ったの?と観ている側をワクワクさせるようなカメラワークがアッパレと言わざるを得ない。

恐らくハリウッド映画の全アクションシーンをもってしても 2019年の10月の時点では悪女/AKUJO を超えるものは無いのではないか?

昔STAR WARSが公開され、こんなシーンどうやって撮ったの?というハリウッド映画の特撮の凄さと、日本の特撮のショボさに100年のギャップを感じ驚いたものだが、その驚きが今のハリウッド映画では少ない。

トランスフォーマーのCGの光源処理の高さは、流石ハリウッド映画はすげーなーと思うところはあるけど。

韓国映画なんて嫌いという人でも、この冒頭シーンだけは観てもらいたい。国を挙げて映画産業に力を入れている韓国映画のクオリティーの高さが分かると思う。

映画『悪女/AKUJO』驚愕のFPSノンストップアクション!(本編冒頭映像)

【ネタバレあり】とにかく全体的に設定が甘々

マトリックスは凌駕してないでしょ

ウィレム・デフォーがジョン・ウィックを殺すように雇われて、実は味方してくれていたという設定は良かった。

『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリン( ウィレム・デフォー )の死に方はちょっと笑える感じもしたが、かつては「プラトーン」のエリアス役や、「今そこにある危機」の CIA工作員役など、 ウィレム・デフォー のイメージはカッコよくあってほしい。

それなのに最後にボスにナイフで足を刺され「ああ~~~」と痛がるあたりの演技はあまりカッコ良くなかった。

彼もそれなりの腕を持った殺し屋という設定なら、ナイフで足を刺されたぐらいグッと堪えるくらい演技が見たかった。

ウィレム・デフォーの扱いがテキトー過ぎないか?彼ならもっといい演技すると思うのだが。

女殺し屋がコンチネンタルホテルの掟を破ったとかで、5~6人に囲まれて一斉に撃たれて死ぬシーンも解せない。

取り囲んで撃ったら相打ちになるでしょうが。

殺しのプロなら仲間同士で相打ちになる配置にはならない。(RONINでロバート・デニーロがショーン・ビーンに言ってたでしょ!)

そして最後。銃なしでファイトの意味がわからん。

2人がそれぞれ凄腕同士ならわからんでもないが、敵は腕に自信が有る設定でも無いし。

リーサルウェポン4のかつて凄腕で慣らしたメル・ギブソン対ジェット・リーとか、エクスペンダブルズのスタローンVSジャン・クロード・ヴァンダムとか、スタローンVSメル・ギブソンとかね。

白兵戦・肉弾戦だとどちらが強いのか?というのは過去に凄腕で慣らした経験があるもの同士が銃無しで戦ってこそドキドキ感があるものだが、敵のボスの過去の実績とかもわからんし、そうなると銃無しで戦う設定が不明だ。リーサルウェポン1のラストの元特殊部隊同士のメル・ギブソンVSゲイリー・ビジーとかね。

そして、何故か「また会おう」的な終わり方で、ボスのことを殺さない。なんで!なんで殺さん!

命を2回も守ってくれた親友(ウィレム・デフォー)を殺した奴なのになんで?

それまで散々手下達を殺しまくってきたのにボスを生かしておく意味がわからん。チャプター2に繋ぐためにはボスは死んでほしくないから?(チャプター2ではボスを倒したことになっていたようだが?)

ということで、ジョン・ウィックは全体的に設定が甘々の大味設定で、突っ込みどころ満載。

しばらくヒット作に恵まれなかったキアヌもここまで落ちたかと思わせる内容だった。

でも気になったのでチャプター2もすぐに観たけど、1よりはだいぶマシになっていた。これはフォローではなく、1で結構酷評されたのかも?冒頭で大事な車がボロボロになるのはいかがなものかとは思ったけどね。

あとジョン・ウィックの視聴者レビューを見てみると、結構評価高いのが腑に落ちない。

キアヌ大ファンですという人の評価が高い傾向にあるが、本当にファンなの?にわかじゃないの?まあ好きすぎて少々甘い設定は目をつぶるということなのだろうけど。

チャプター2を観た後に、Youtubeでキアヌのガンアクションの訓練の模様が話題になっていたので観てみたが、これはこれでスゴイ。

キアヌ・リーヴス射撃デモンストレーション『ジョン・ウィック:パラベラム』

空砲ではなく実弾でのシューティングデモンストレーションなので、これを観るとジョン・ウィック:パラベラム(パート3)は期待が持てますね。

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